私事になりますが、今年は50代に足を踏み入る事になります。
振り返れば村田金箔に入社して23年の時が経過しました。

私が入社した当時は週刊少年誌、ファッション雑誌、CDジャケットや映画ソフト(VHSビデオテープ・DVD)のスリーブ、パッケージ等の箔プリント案件がまだまだ盛んな時代でした。
時代の流れと共に案件内容も変化しております。
先に挙げた雑誌、音楽、映画等が今や配信が主になるのと比例し、箔プリント案件も減少傾向にある事は否めません。

しかしながらも、相対的に箔プリント案件が減少している訳ではありません。
生活必需品である食品、医薬品、生活用品等はパッケージ、ラベル共にまだまだ活況です。
中でもチョコレートは、以前と変わらず箔プリントを採用して頂いております。
最近特に思う事が、以前はあくまでも加飾する事が目的で箔が採用されていた印象でしたが、今は何の為に加飾するのか?ここが明確化しているように感じています。

例えば昨年末から特に動きのあるのがお酒の案件です。
ビール、焼酎、日本酒等ありますが、家飲みが増えている流れの中で缶ビールの6缶パックに付録的なアイテムを付属し付録のパッケージに箔プリントを加飾する案件が見受けられます。
以前のファッション雑誌を思い出します。

各メーカー様の売りたい!美味いビールを飲んで頂きたいという熱い想いが感じ取れます。
また、偽造防止用途としてオリジナルのホログラム箔を採用して頂く事も増えてきました。
いずれにしても加飾、機能的方法として箔は非常に有効なアイテムと考えます。
今後は箔のラインナップ、箔のアプローチも時代の流れと共に変化していかなければならないと感じております。

村田金箔グループ 営業本部
東京本社 川井 
2022/2/4