36年前に初めて日本に留学したとき、日本には餃子があることに驚きました。
餃子は中国でしか手に入らないものだとずっと思っていたからです。
食べてみると中国の餃子と日本の餃子は違う点が二つありました。
まず一つ目は、日本の餃子は主に“焼き餃子”であるのに対し、中国の餃子は主に“水餃子”であるという点です。
そして、もう1つの大きな違いは、日本の餃子が“おかず”であるのに対し、中国の餃子は“主食”であるという点です。
日本では餃子をおかずにしてご飯を食べますが、中国では餃子が日本で言うご飯と同じように扱われています。
餃子の歴史を調べると、紀元前600年頃、中国の山東省で生まれたものですが、それからアジア諸国に伝わったのではないかと推測されています。
餃子が日本に伝わったのは意外にも最近で、第2次世界大戦後だという事を聞きまして、中国の満州で餃子を食べた日本兵士が日本に戻った後、どうしても、もう1度餃子を食べたいと思い、その時の味を再現したのが始まりだと言われています。
また、同じような時期に、日本国内には少しずつ中華街が出来始めており、日本人の口と合したタイプの餃子が普及することになりました。
村田金箔グループ 上海有限公司
上海事業所 張
2024/11/8