時計に関わる仕事をしていたこともあり、腕時計については興味を持っています。
機械式時計の分解掃除やベルトの修理などもやっていました。自動巻き・クロノグラフなど修理したこともあり、機械知識には多少自信があります。

機械式時計の中でも機械の構造で私がスゴイ!と思う構造は「トゥールビヨン」です。
機械式時計の心臓部ともいえる部品で「テンプ」というものがあります。従来は水平に左右交互に回転する動きをします。

しかし、このテンプという部品の左右に微妙な重さの違いがあり、時計の傾きの違いにより時間の進み具合が変わってしまうのです。これを片振りといいます。
しかし、片振りによる時間の進み方の違いを解消した機能がトゥールビヨンなのです。
トゥールビヨンは心臓部のテンプを360度回転させることにより片振りを極限まで無くしてしまうのです。

このトゥールビヨン、写真では見た事あるのですが歯車がどういう並びになっていてどんな向きで配置されているのかなど全然想像つきません。
そして、さらにすごいのがフランクミュラーの「トゥールビヨンレボリューション」です。

この時計はトゥールビヨンであり、尚且つ竜頭についているボタンを押すとテンプ部分が文字盤から浮き出てくるのです。どうなっているのか意味が分かりません!
時計の機能としては意味ありませんが技術的にはものすごく高度な技術が使われています。
いつかは手にしてみたいものです。

村田金箔グループ 生産管理G
STC 中野 
2021/6/15