少し前、青木部長と同行して板橋の得意先に同行していただいた時の事です。若いころから地方に行くことが多かった部長でしたが、珍しく得意先の話しをしはじめました。
その得意先が私の担当の得意先と同じ特徴でしたので、近いこともあり、訪問することにしました。

そこは表紙貼と箔押をする得意先で当社とも古い付き合いの事は知っていました。
そしてそこに到着するなり、かなり鮮明に思い出したようで、昔通りの造りだと懐かしく話し始めました。

そこの社長も私と同じ50代半ば40年前というとまだまだ子供に近いころそのころから変わっていないのか、とも思いながら社長と話していた時、今は退職しているのだけれど忙しい時、手伝っていただいている方が奥から出てきて部長があっと声を上げ懐かしそうに話し始めました。

40年前に訪問していた頃いらっしゃった方でもちろん部長の事も覚えていた模様、社長も私もその偶然にびっくりしていました。一日行くのが遅ければなかった再会にお客様との縁を感じました。

40年は変わりゆく事も多い中、変わらないことに驚き、また村田金箔の歴史に少し触れたような気がして今まで以上に得意先との関係を考えさせられた出来事でした。

村田金箔グループ 営業部
東京本社 吉田 
2021/6/3