私は洋画鑑賞が趣味ですが今回は好きな作品を1つご紹介させて頂きます。
タイトルは“K-19”です。
少し古い作品になりますが来月2月に日本では初Blu-ray化としてソフト発売されます。
日本公開は2002年で約20年前のハリウッド作品になります。

実話を元にしたストーリーで1961年にソ連の原子力潜水艦“K-19”が航行実験の際に起こした原子炉事故が題材にされております。
劇中特に印象付けられたシーンが、メルトダウン危機寸前の状況下で軽装(レインコート)の若いクルー達が必死に冷却装置を修理するシーンで、強烈な放射線を浴びた為に体の細胞からすべてが損傷し死に至るまでの描写は非常にリアリティーで終始胸が詰まります。

監督は後に“ハート・ロッカー”でアカデミー賞6冠を獲得したキャスリーン・ビグロー。
“ハート・ブルー”や“ゼロ・ダーク・サーティ”などの作品も鮮明に記憶に残っております。
主演は渋みの増したハリソン・フォード。脇のリーアム・ニーソンも良い味を醸し出しています。

公開されてから9年後に日本は東日本大震災による福島原発事故を経験しました。
これは原子力発電所の事故としては最高レベル7でこのレベル分類としては歴史上でチェルノブイリと福島の二つになるとの事。決して他人事ではありませんね。
HDリマスター版として発売される“K-19”の鑑賞を改めて楽しみにしております。

村田金箔グループ 営業本部
東京本社 川井
2023/1/13